先週末の大会で負けてしまった学生が

今日来院した時に

こんなことを言っていました。

 

「試合に負けたのは全部俺のせいだって、

顧問の先生が言うんだよね。

コミュニケーションが取れてないって。

でも、みんなコミュニケーション取ろうとしないし

勝とうとも思ってないから温度差があるんだよね。

部長もキャプテンも何も言わないし、

なんで俺ばっか言われるんだよ。」

 

その選手は、チームでは点取り屋で

チームの要選手であることに

間違いなさそうですが

選手同士がうまくいっていなそうなのも

よくわかりました。

 

先生としても

期待しているからこその発言だったと思いますが

本人はマイナスにとらえてしまっていたのが

非常にもったいなく

しかも、

周りのせいにしてしまっていたのが

１番気になりました。

 

なぜかって

僕自身も前の職場で院長をしていた時に

彼と同じように

周りのスタッフや環境に

不満を抱くことがありました。

 

そのせいで周りのスタッフへ

きつい言い方になってしまったり

態度に出てしまったりと

周りのスタッフが働きにくい環境にしていました。

 

そんな経験もしていたので

彼にもそれを踏まえて

こんなことを伝えました。

 

「他人を変えようとしても難しい。

変えられるのは自分だけ。」

 

たとえ仲間や相手に

こうしてほしいということが

あったとしても、

ただ文句を言うだけや

無理やりやらせても意味がなく

相手が自然とそうしたくなるように

こちらが発言したり

行動で表すことが必要。

 

ということを

僕自身も自分の経験から気づけたので

昔の自分のような彼にも

そんな風に思ってもらえたらいいかなと

伝えました。

 

もちろん彼次第ですが

何かのきっかけになったらいいなと思います。

 

彼に言うことで

自分自身にも言い聞かせられ

僕も、僕ができることを少しずつ

この立場でやっていきます。

 

改めて感じた

小ちゃな決意でした。